給料・年収

【都道府県別】栄養士・管理栄養士の給料・年収ランキングと地域差の理由

更新日:2026/09/08 読了目安:約6分 執筆:栄養士リーチ キャリアアドバイザー

栄養士・管理栄養士の給料は都道府県でどれくらい違うのか。求人データに基づく都道府県別の平均月給と求人数の一覧表、都市部と地方の差が生まれる理由(最低賃金・施設の規模・委託比率)、地域差を踏まえた職場選びと転職の考え方をキャリアアドバイザーが解説します。

「地元に戻って栄養士を続けたいが、給料がどれくらい下がるのか」「東京の求人は月給が高く見えるが、家賃を考えると得なのか」。転職相談では、地域による給料の違いについての質問が数多く寄せられます。栄養士・管理栄養士の給料は全国一律ではなく、都道府県や都市部・地方の違いで月給に数万円の差が出ることがあります。この記事では、栄養士リーチの求人データから都道府県別の平均月給と求人数を一覧にし、地域差が生まれる理由と、地域を踏まえた職場選びの考え方を解説します。

都道府県別の栄養士・管理栄養士の平均月給と求人数

栄養士リーチに掲載されている求人をもとに、都道府県別の平均月給と求人数をまとめました(2026年11月8日時点、掲載求人総数4,673件)。求人票に記載された月給の下限をもとに集計しているため、実際の支給額は経験や資格により上乗せされることがあります。

都道府県求人数平均月給中央値求人を見る
北海道107件20.1万円19.8万円北海道の求人
青森県8件19.5万円19.5万円青森県の求人
岩手県49件19.4万円19万円岩手県の求人
宮城県47件19.3万円19万円宮城県の求人
秋田県26件18.6万円18.7万円秋田県の求人
山形県25件19.2万円18.8万円山形県の求人
福島県61件18.8万円18.8万円福島県の求人
茨城県106件22.1万円22万円茨城県の求人
栃木県132件23.1万円23万円栃木県の求人
群馬県61件19.9万円20.5万円群馬県の求人
埼玉県248件21.6万円21.9万円埼玉県の求人
千葉県370件21.7万円21.7万円千葉県の求人
東京都1,114件23.1万円23万円東京都の求人
神奈川県343件23.1万円22.9万円神奈川県の求人
新潟県31件19.3万円19万円新潟県の求人
富山県42件24万円23.5万円富山県の求人
石川県19件20.7万円18.5万円石川県の求人
福井県13件24.9万円25万円福井県の求人
山梨県23件20万円19.5万円山梨県の求人
長野県23件21.5万円20.8万円長野県の求人
岐阜県21件23.2万円21.9万円岐阜県の求人
静岡県126件20.5万円20.4万円静岡県の求人
愛知県245件20.8万円20.6万円愛知県の求人
三重県15件23.4万円20.9万円三重県の求人
滋賀県63件18.5万円18万円滋賀県の求人
京都府73件20.7万円21万円京都府の求人
大阪府504件21.1万円21.2万円大阪府の求人
兵庫県160件21.1万円21.1万円兵庫県の求人
奈良県44件22.3万円23.2万円奈良県の求人
和歌山県12件18.4万円18万円和歌山県の求人
鳥取県1件20万円20万円鳥取県の求人
島根県25件18.2万円17.6万円島根県の求人
岡山県23件20.9万円21万円岡山県の求人
広島県94件19.3万円19万円広島県の求人
山口県48件18.3万円18.5万円山口県の求人
徳島県16件20.9万円20.8万円徳島県の求人
香川県14件22.1万円23万円香川県の求人
愛媛県14件20.4万円21.2万円愛媛県の求人
高知県4件20.7万円20万円高知県の求人
福岡県182件19.5万円19.5万円福岡県の求人
佐賀県12件19.3万円18万円佐賀県の求人
長崎県12件20.4万円19.7万円長崎県の求人
熊本県19件18.4万円18万円熊本県の求人
大分県26件21.1万円22万円大分県の求人
宮崎県12件19.9万円20.4万円宮崎県の求人
鹿児島県26件20万円19.6万円鹿児島県の求人
沖縄県34件18.4万円17.4万円沖縄県の求人

※栄養士リーチ掲載求人のうち月給が明記されたものの集計(2026-11-08時点)。賞与・手当は含みません。

表を見るときは、次の点に注意してください。

  • 求人数が少ない都道府県は、少数の求人に平均が引っ張られやすい
  • 平均月給には、栄養士と管理栄養士、施設形態の違いが混ざっている
  • 病院や企業の求人が多い地域は平均が上がり、保育園や委託給食の求人が多い地域は下がる傾向がある

全国的な水準としては、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(2024年)によると栄養士(管理栄養士を含む)の平均年収は約390万円です。この数字を基準に、自分の地域の月給がどの位置にあるかを見るとよいでしょう。

都市部と地方で栄養士の給料に差が出る理由

最低賃金と物価の違い

栄養士の給料、特にパートの時給や新卒の初任給は、地域の最低賃金の影響を強く受けます。最低賃金は都道府県ごとに定められており、都市部と地方では時間あたりで200円以上の差があります。正社員の月給も、この水準を土台に設定されるため、地域差が生まれます。

施設の規模と種類の違い

都市部には大規模病院、企業の社員食堂、食品メーカー、健康経営に取り組む企業の本社などが集まり、管理栄養士の専門性を評価する求人が多くあります。一方、地方では高齢者施設や保育園、給食センターが求人の中心となり、給食管理が主業務の求人が多くなる傾向があります。求人の「構成」の違いが、平均月給の差として表れます。

委託給食会社の比率

委託給食会社の求人は全国どこでも一定数あり、初任給が横並びに近いのが特徴です。委託の比率が高い地域では平均が安定する一方、大きく上がることもありません。

人材の需給バランス

栄養士養成校が少ない地域や、高齢化が進んで施設が増えている地域では、栄養士の確保が難しく、求人票の月給がやや高めに設定されることがあります。「地方だから必ず低い」わけではないのが、栄養士の給料の面白いところです。

アドバイザーのひとこと 地方の求人で「月給は東京より3万円低いが、住宅手当が厚く、車通勤で家賃も安い」というケースはよくあります。額面の差だけでなく、家賃・通勤費・住宅手当を含めた「手元に残るお金」で比べると、地方の方が余裕を持てることも少なくありません。

地域差を踏まえた職場選びの考え方

地域を変える転職を考える場合、次の順番で整理すると判断しやすくなります。

  1. 生活費を試算する: 家賃、通勤費(車が必要か)、駐車場代、物価を含めて月の支出を見積もる
  2. 同じ施設形態で比較する: 病院と病院、特養と特養のように、同じ形態の求人で月給を比べる
  3. 手当と賞与を含めた年収で見る: 地域手当、住宅手当、寒冷地手当など、地域特有の手当がある職場もある
  4. キャリアの選択肢を考える: 将来、栄養指導や企業への転職を視野に入れるなら、求人の多い地域の方が動きやすい

同じ都道府県内でも、県庁所在地と郡部では求人数と月給に差があります。「通勤圏を少し広げるだけで、選べる求人が倍になる」ことも珍しくありません。

Uターン・Iターン転職で栄養士が確認したいこと

地元に戻る、または縁のない土地へ移る転職では、給料以外にも確認しておきたい点があります。

  • 求人の出方: 地方は欠員補充の求人が中心で、時期によって数が大きく変わる。半年〜1年の余裕を持って情報収集を始める
  • 面接の方法: 遠方の場合、オンライン面接や、見学と面接を同日にまとめる調整をお願いできるか
  • 住居の手配: 寮や住宅手当の有無、入職日と引っ越しの時期の調整
  • 車の必要性: 地方の施設は車通勤が前提のことが多く、免許と車の準備が必要になる
  • 管理栄養士の需要: 高齢者施設が多い地域では栄養ケアマネジメントを担える管理栄養士の需要が高い

アドバイザーのひとこと Uターンの相談で多いのが「地元の求人が少なくて焦る」というものです。地方の栄養士求人は常時公開されているものが少ない反面、施設側は良い人がいればすぐ採用したいと考えています。気になる施設には求人が出ていなくても問い合わせてみる、という動き方が有効です。

よくある質問

Q. 東京の栄養士求人は、他の地域よりどれくらい月給が高いですか?

求人票の月給では数万円程度の差が出ることが多いですが、施設形態の構成が違うため単純比較はできません。家賃や通勤費を差し引いた実質的な差はさらに小さくなることがあります。上の一覧表で同じ施設形態の求人を比べることをおすすめします。

Q. 地方でも給料の高い栄養士求人はありますか?

あります。公務員(学校給食・保健センター)、地域の中核病院の直営栄養科、大規模な社会福祉法人の管理職などは、地方でも安定した水準です。管理栄養士の資格と栄養管理の経験があれば、地方でも条件の良い求人に応募できる可能性が高まります。

Q. 転職で他県へ移る場合、給料の交渉はできますか?

可能です。前職の給与明細と、担当していた業務の実績(食数、栄養指導件数など)を根拠に希望を伝えます。地域の相場より高い希望を出す場合は、「引っ越しを伴うため」といった事情も添えると、住宅手当などで調整してもらえることがあります。

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タグ:給料 年収 栄養士 管理栄養士

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