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栄養士の職務経歴書の書き方|献立本数・食数・栄養指導件数のまとめ方と記入例

更新日:2026/09/08 読了目安:約7分 執筆:栄養士リーチ キャリアアドバイザー

栄養士・管理栄養士の職務経歴書は、食数・献立本数・栄養指導件数などの数字で実績を示すのがポイント。職務要約、施設ごとの業務内容、加算や委員会への関与、自己PRの書き方を記入例付きで解説。委託・直営、調理業務の比率の伝え方も整理しました。

「栄養士の仕事は毎日同じことの繰り返しで、アピールできる実績がない」と話す方は少なくありません。しかし、献立を立てて、発注をして、食数を管理し、監査に対応してきた日々は、数字に置き換えるだけで立派な実績になります。職務経歴書は、その数字を採用担当者に分かる形で並べる書類です。この記事では、栄養士・管理栄養士の職務経歴書の構成と、食数・献立本数・栄養指導件数などのまとめ方、施設形態別の記入例を解説します。

栄養士の職務経歴書の基本構成とボリューム

職務経歴書はA4で1〜2枚、時系列の「編年体形式」が一般的です。構成は次の順番にすると読みやすくなります。

  1. 職務要約: 3〜5行で経歴の全体像
  2. 職務経歴: 勤務先ごとに期間、施設概要、担当業務、実績
  3. 活かせる経験・スキル: 箇条書きで5〜8項目
  4. 資格: 免許・資格を取得年月付きで
  5. 自己PR: 応募先に合わせて200〜400字

採用担当者は職務要約で「どんな人か」をつかみ、職務経歴で「うちの現場で通用するか」を確認します。職務要約は最後に書くと、全体を踏まえた要約になります。

実績を数字で示す|食数・献立本数・栄養指導件数のまとめ方

栄養士の経験を伝えるうえで最も効果的なのが、業務量を数字で示すことです。次のような項目を、思い出せる範囲で書き出してみましょう。

項目書き方の例
食数1日約400食(朝・昼・夕)、うち治療食約80食
献立作成4週間サイクルメニューを担当、行事食を年12回企画
食形態常食・軟菜・きざみ・ミキサー食、嚥下調整食コード対応
栄養指導外来・入院合わせて月30〜40件(糖尿病・腎臓病中心)
栄養管理入所者100名の栄養ケア計画を作成、3か月ごとにモニタリング
発注・原価食材費1食あたり○円の枠内で運用、業者3社と価格交渉
衛生管理HACCPに沿った衛生管理計画の作成、保健所の立入検査対応
人員調理員8名のシフト作成、パート職員の教育担当

数字は正確でなくても、「約」「月平均」を付ければ問題ありません。記録が手元にない場合は、当時の献立表や日報を思い出しながら概算で構いません。面接で「この件数はどうやって数えましたか」と聞かれても説明できる範囲で書くことが大切です。

アドバイザーのひとこと 「調理ばかりで書くことがない」という方には、調理員の人数、担当した食形態の種類、1日の提供時間帯を書いてもらっています。それだけで「大量調理の現場を回せる人」という評価になります。調理経験は、直営の栄養士にとっても厨房と対話できる強みです。

施設形態別の記入例

病院の管理栄養士

`` 20XX年4月〜20XX年3月 医療法人○○会 ○○病院(一般病床200床、栄養科 管理栄養士4名・直営厨房) ・給食管理: 1日約550食、治療食約120食。4週間サイクル献立の作成、発注、検収 ・栄養管理: 入院患者の栄養管理計画作成、NST回診への参加(週1回)、褥瘡対策委員会所属 ・栄養指導: 外来・入院合わせて月約35件(糖尿病、慢性腎臓病、脂質異常症) ・実績: 嚥下調整食の食形態を見直し、提供時の再調理依頼を減らした ``

保育園の栄養士

`` 20XX年4月〜現在 社会福祉法人○○会 ○○保育園(定員90名、栄養士1名・調理員3名) ・献立作成: 2週間サイクルの昼食と午後おやつ、離乳食(初期〜完了期)の献立作成 ・アレルギー対応: 生活管理指導表に基づく除去食の対応(対象児約8名)、誤配防止手順の整備 ・食育: 月1回のクッキング保育の企画、保護者向け給食だよりの作成 ・調理: 調理員と交代で調理に入り、大量調理の経験あり ``

委託給食会社の栄養士

`` 20XX年4月〜20XX年9月 株式会社○○(給食受託) ・配属先1: ○○特別養護老人ホーム(約120食)、栄養士として献立展開・発注・調理業務 ・配属先2: ○○社員食堂(昼食約300食)、日替わり定食の献立作成、原価率の管理、喫食者アンケートの実施 ・複数施設での配属を通じ、施設ごとに異なる衛生基準・食形態への対応力を身につけた ``

委託の場合は「配属先の施設概要と食数」を必ず書きます。採用側は「所属会社」よりも「どんな現場を経験したか」を見ています。

活かせる経験・スキルと自己PRの書き方

「活かせる経験・スキル」は、応募先の求人票に書かれた業務内容に対応させて並べます。たとえば求人票に「栄養ケアマネジメント」とあれば、栄養ケア計画の作成経験や加算算定の関与を上位に置きます。

自己PRは、次の型で書くとまとまります。

  • 結論: 自分の強みを一言で(例: 現場と連携しながら食形態の改善を進められる)
  • 根拠となるエピソード: いつ、どんな課題に対し、何をして、どう変わったか
  • 応募先での活かし方: 求人票の業務内容に結びつけて締める

抽象的な「コミュニケーション能力」よりも、「調理員と毎朝5分のミーティングを続け、盛り付けの相違を減らした」といった具体的な行動の方が、採用担当者には伝わります。

アドバイザーのひとこと 職務経歴書はいったん「全部入り」の長い版を作り、応募先ごとに削って調整するのが効率的です。病院に応募するなら栄養指導とNSTを厚く、保育園なら食育とアレルギー対応を厚く。土台が1つあれば、応募のたびに一から書き直す必要がなくなります。

よくある質問

Q. 経験が1年未満でも職務経歴書は必要ですか?

求人で提出を求められていれば必要です。期間が短くても、担当した食数、献立作成の有無、学んだ衛生管理の内容を書けば1枚にまとまります。短期間で退職した理由は職務経歴書には詳しく書かず、面接で前向きに説明できるよう準備しておきましょう。

Q. 献立本数や指導件数の記録がなく、正確な数字が分かりません。

「約」「月平均○件程度」という表現で構いません。当時のサイクル献立の週数や、1日の指導枠の数から逆算すれば、おおよその数字は出せます。面接で根拠を聞かれたときに、どう見積もったかを説明できれば問題ありません。

Q. 手書きとパソコン、どちらで作成すべきですか?

職務経歴書はパソコン作成が一般的です。項目の追加や応募先ごとの調整がしやすく、読みやすさも確保できます。書式は自由ですが、フォントを統一し、見出しと箇条書きで整理された体裁を心がけましょう。

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タグ:転職の準備 履歴書 献立作成 栄養指導

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