転職ノウハウ

栄養士・管理栄養士の履歴書の書き方|資格欄・志望動機・職歴の書き方と例

更新日:2026/09/08 読了目安:約6分 執筆:栄養士リーチ キャリアアドバイザー

栄養士・管理栄養士の履歴書で迷いやすい資格欄の正式名称と順番、職歴欄での委託・出向の書き方、志望動機欄のまとめ方を例文付きで解説。学歴の区切り、免許取得日の調べ方、写真や本人希望欄の注意点まで、書類選考を通過するための実務的なポイントを整理しました。

履歴書は「決まった様式に沿って書くだけ」と思われがちですが、栄養士・管理栄養士の場合、資格欄の書き方や委託給食での職歴の表現など、迷いやすいポイントがいくつかあります。採用担当者は履歴書を1〜2分で読み、職務経歴書に進むかどうかを判断しています。短い時間で「基本ができている人」「職場に合いそうな人」と伝わるかどうかが、書類選考の分かれ目です。この記事では、栄養士の履歴書で特に注意したい項目を、記入例を交えて解説します。

栄養士の履歴書で採用担当者が見ている3つのポイント

給食施設や病院の採用担当者に話を聞くと、履歴書で確認しているのは主に次の3点です。

  1. 必要な資格を持っているか: 栄養士免許か管理栄養士免許か、取得年月はいつか
  2. 職歴の期間と職場の種類: どの施設形態で、どれくらいの期間、どんな立場で働いてきたか
  3. 丁寧さと基本的なマナー: 誤字脱字、空欄の有無、写真の印象

栄養士は帳票作成や衛生管理の記録など、正確さが求められる仕事です。履歴書の記載ミスは「書類業務も雑かもしれない」と受け取られかねません。書き終えたら必ず一晩置いて読み返し、できれば第三者にも確認してもらいましょう。

資格欄の書き方|正式名称・取得日・順番

栄養士関連の資格は、免許証に記載された正式名称で書きます。よくある記入例は次のとおりです。

記入例補足
栄養士免許 取得都道府県知事免許。免許証の交付年月を記入
管理栄養士免許 取得厚生労働大臣免許。国家試験合格年ではなく免許証の登録年月を記入
栄養教諭一種免許状 取得学校給食の求人では必ず記載
調理師免許 取得調理業務のある職場では評価されやすい
食品衛生管理者 資格 取得任用資格として記載する場合は表記に注意
普通自動車第一種運転免許 取得訪問や複数施設の巡回がある職場では確認される

取得年月は、免許証や登録証に記載された日付が基準です。管理栄養士は合格発表と免許登録の時期がずれるため、手元の免許証を確認してから書きましょう。順番は「業務に直結する資格から」が原則で、栄養士免許→管理栄養士免許→その他の資格の順が一般的です。

取得予定の資格がある場合は、「管理栄養士国家試験 受験予定(○年○月)」のように書けます。試験勉強中であることは、学ぶ意欲の証明として前向きに受け取られることが多いです。

学歴・職歴欄の書き方|委託・出向・派遣の表現

学歴は高校卒業から書くのが一般的です。栄養士養成施設や管理栄養士養成課程は、「○○大学 ○○学部 ○○学科(管理栄養士養成課程)卒業」のように課程名まで書くと、受験資格の経緯が伝わります。

職歴で迷いやすいのが委託給食会社での勤務です。所属は給食会社、勤務地は配属先の施設という関係なので、次のように書くのが分かりやすい形です。

`` 20XX年4月 ○○株式会社 入社(給食受託事業) ○○病院(食数約300食)に配属、栄養士として献立作成・発注・調理業務に従事 20XX年4月 △△特別養護老人ホーム(食数約120食)へ配属変更 20XX年3月 一身上の都合により退職 ``

配属先の変更は、すべてを書くと長くなる場合、主なものに絞って構いません。派遣の場合は「○○株式会社より△△病院へ派遣」、出向は「○○法人へ出向」と明記します。短期間の職歴を省略するのは避けましょう。

志望動機欄の書き方と例文

履歴書の志望動機欄は、職務経歴書ほどスペースがないため、3〜4文でまとめます。「なぜこの施設形態か」「なぜこの職場か」「自分の経験がどう活かせるか」の3点を入れると、短くても内容のある文章になります。

例文(病院から高齢者施設へ) 「病院で5年間、経管栄養や嚥下調整食の対応を含む栄養管理に携わってきました。入所者一人ひとりの生活に寄り添った栄養ケアマネジメントに取り組む貴施設の方針に共感し、志望いたしました。これまでの経験を活かし、食事を楽しみにしていただける環境づくりに貢献したいと考えています。」

例文(委託から直営へ) 「委託給食会社で保育園と学校を担当し、献立作成とアレルギー対応の経験を積みました。今後は一つの園に腰を据え、食育や保護者対応にも幅広く関わりたいと考え、直営で栄養士を募集されている貴園を志望いたしました。」

アドバイザーのひとこと 志望動機欄で多い失敗は「学べる環境に魅力を感じた」だけで終わってしまうことです。採用側は「自分たちに何をもたらしてくれる人か」を知りたいと思っています。経験した食数や対応した食形態など、具体的な言葉を一つ入れるだけで印象が変わります。

写真・本人希望欄・その他の注意点

  • 写真: 3か月以内に撮影したもの。白衣ではなくスーツか襟付きの服で、髪は顔にかからないようにまとめます
  • 本人希望欄: 「貴社規定に従います」が基本。勤務時間帯や勤務地に譲れない条件がある場合のみ、「早番の対応は可能ですが、○曜日は保育園の送迎のため17時までの勤務を希望します」のように理由を添えて簡潔に書きます
  • 通勤時間: 早番のある職場では通勤手段と所要時間が確認されます。自宅からの実測に近い時間を書きましょう
  • 手書きかパソコンか: 特に指定がなければパソコン作成で問題ありません。誤字の修正が容易で、読みやすさも確保できます

アドバイザーのひとこと 扶養内勤務や時短を希望する場合、履歴書に書くべきか悩む方が多いです。譲れない条件であれば、面接で初めて伝えるよりも本人希望欄に書いておいた方が、双方の時間を無駄にせずに済みます。書き方は「希望」の形にし、相談の余地がある姿勢を見せるのがコツです。

よくある質問

Q. 栄養士免許を持っていて管理栄養士にも合格しました。両方書くべきですか?

両方書きます。管理栄養士免許は栄養士免許を前提とした資格なので、栄養士免許を先に、次に管理栄養士免許を記載するのが自然な順番です。取得年月はそれぞれの免許証に記載された日付を使いましょう。

Q. 職歴が多く、履歴書の欄に収まりません。

配属先の変更は主なものに絞り、「他○施設に配属」とまとめて構いません。会社単位の入社・退職は省略せず、詳細は職務経歴書で補足します。欄が足りない場合は、職歴欄の多い様式を選ぶか、パソコン作成で行数を調整する方法もあります。

Q. ブランクがある場合、履歴書にどう書けばよいですか?

職歴欄は事実のとおり退職と入社の年月を書けば、空白期間は自然に分かります。理由は本人希望欄や職務経歴書で「育児のため離職、○年○月より就業可能」のように簡潔に触れておくと、面接での質問がスムーズです。ブランク中に受講した研修や取得した資格があれば、資格欄や自己PRに加えましょう。

栄養士リーチで求人を探す

タグ:履歴書 転職の準備 資格 志望動機

転職するか迷っている段階でもOK。希望条件に合う求人や、非公開求人の有無をキャリアアドバイザーがお調べします。

無料で転職相談をする

あわせて読みたい記事

ページTOPへ戻る