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栄養士の志望動機の書き方と例文|病院・保育園・高齢者施設・委託給食・企業別

更新日:2026/09/08 読了目安:約7分 執筆:栄養士リーチ キャリアアドバイザー

栄養士・管理栄養士の志望動機を、病院・保育園・高齢者施設・委託給食会社・企業の施設形態別に例文付きで解説。「なぜこの施設形態か」「なぜこの職場か」「何を活かせるか」の3要素の組み立て方と、新卒・未経験分野・転職回数が多い場合の書き方のコツも紹介します。

志望動機は、履歴書でも面接でも必ず問われる項目でありながら、「学べる環境に惹かれた」「地域に貢献したい」といった、どこにでも当てはまる文章になりがちです。採用担当者が知りたいのは、「なぜ他の施設ではなくうちなのか」「入職したら何をしてくれるのか」の2点です。この記事では、栄養士・管理栄養士の志望動機を組み立てる3つの要素と、病院・保育園・高齢者施設・委託給食会社・企業それぞれの例文、状況別の書き方のコツを紹介します。

栄養士の志望動機は3つの要素で組み立てる

伝わる志望動機は、次の3つの要素がそろっています。

  1. なぜこの施設形態か: 病院・保育園・高齢者施設など、その分野を選ぶ理由
  2. なぜこの職場か: 同じ施設形態の中で、その職場を選んだ理由(方針、規模、体制、取り組み)
  3. 何を活かし、何をしたいか: これまでの経験と、入職後に貢献したいこと

3つのうち「なぜこの職場か」が最も差がつく部分です。求人票や施設のホームページ、見学で得た情報から、「直営で献立を自施設で立てている」「栄養ケアマネジメントに力を入れている」「地産地消の食材を使っている」など、具体的な特徴を一つ拾い上げて書きます。

アドバイザーのひとこと 志望動機を書く前に、求人票の「仕事内容」を線を引きながら読んでみてください。そこに書かれている業務のうち、自分が経験したもの、これからやりたいものに印を付けるだけで、志望動機の材料はほぼそろいます。求人票は採用側からのメッセージだと思って読むのがコツです。

施設形態別の志望動機の例文

【病院】管理栄養士の志望動機の例文

病院では、栄養管理・栄養指導・チーム医療への姿勢が見られます。

「現在は高齢者施設で栄養ケアマネジメントを担当し、経口維持や嚥下調整食の対応を通じて、疾患の理解を深める必要性を感じてきました。貴院はNSTの活動が活発で、管理栄養士が病棟に出向いて栄養管理に関わる体制があると伺い、志望いたしました。施設で培った多職種との連携力を活かし、入院中から退院後の生活を見据えた栄養管理に取り組みたいと考えています。」

ポイント: 現職での気づき→病院を選ぶ理由→その病院の体制→活かせる経験、の流れになっています。急性期・回復期・療養型など、病院の機能に合わせて「何に関わりたいか」を変えると説得力が増します。

【保育園】栄養士の志望動機の例文

保育園では、子どもへの関心、食育やアレルギー対応の理解、保育士との協働姿勢が重視されます。

「委託給食会社で3年間、保育園2園の献立作成と調理を担当し、離乳食の進め方やアレルギー児への除去食対応を経験しました。貴園が調理室から子どもたちの様子が見える設計を採り、栄養士も食育活動に日常的に関わっていると知り、給食を『提供する』だけでなく子どもの育ちを支える立場で働きたいと考え、志望いたしました。保育士の先生方と連携しながら、食べることが楽しみになる給食づくりに貢献したいです。」

ポイント: 保育園は栄養士1人体制が多いため、「自分で判断して動ける」「保育士と協力できる」ことが伝わる内容にします。

【高齢者施設】管理栄養士・栄養士の志望動機の例文

特養・老健・有料老人ホームでは、栄養ケアマネジメント、食形態の対応、看取り期の食事支援への理解が問われます。

「病院で4年間、嚥下調整食の対応と退院時の栄養指導を担当してきました。入院期間が短い中で、退院後の食事を継続して支えられないもどかしさを感じ、生活の場で長く関われる高齢者施設への転職を考えるようになりました。貴施設はミールラウンドを多職種で行い、一人ひとりの嗜好を献立に反映する取り組みをされていると伺い、志望いたしました。」

ポイント: 「なぜ病院ではなく施設か」を前向きに語れているかが重要です。給与や勤務時間などの条件が理由でも、書面では仕事内容への関心を主軸にします。

【委託給食会社】栄養士の志望動機の例文

委託給食会社では、複数施設への適応力、調理を含む現場への抵抗のなさ、将来のキャリア志向が見られます。

「新卒で入職した保育園では、献立作成から調理、食育まで一通り経験しましたが、1人職場のため相談できる先輩がおらず、栄養士としての幅を広げたいと感じるようになりました。貴社は病院・高齢者施設・学校と幅広い分野の受託実績があり、栄養士向けの研修制度も整っていると伺っています。さまざまな現場で経験を積み、将来は複数施設をまとめる立場を目指したいと考え、志望いたしました。」

ポイント: 委託は配属先が変わることを前提に、「いろいろな現場を経験したい」という意欲を示すと、採用側の期待と合致します。

【企業・食品メーカー】管理栄養士の志望動機の例文

商品開発や社員食堂の運営、特定保健指導などの企業求人では、栄養の知識をビジネスの中でどう活かすかが問われます。

「病院で糖尿病や腎臓病の栄養指導を月30件ほど担当する中で、患者さんが継続しやすい市販食品の少なさを感じてきました。貴社が減塩・低たんぱくの商品開発に管理栄養士が携わる体制を持ち、医療現場の声を製品に反映していると知り、指導で得た『続けられる食事』の視点を商品づくりに活かしたいと考え、志望いたしました。」

ポイント: 企業では「現場での気づき」がそのまま強みになります。数字を交えて臨床経験を語り、それを企業の事業とどう結びつけるかを明確にします。

状況別の書き方のコツ|新卒・未経験分野・転職回数が多い場合

  • 新卒の場合: 実習で印象に残った場面や、卒業研究のテーマから「なぜこの分野か」を語ります。「実習先の病院で管理栄養士が病棟で信頼されている姿を見て」のような体験が説得力になります
  • 未経験の分野に挑戦する場合: 経験した分野との共通点(大量調理、衛生管理、対人スキルなど)を橋渡しにし、足りない部分をどう補うか(自己学習、研修参加)を添えます
  • 転職回数が多い場合: 一つひとつの転職理由を並べるのではなく、「経験を通じて何を軸に働きたいと分かったか」に集約し、今回の応募がその軸に沿っていることを示します
  • 条件面が本音の理由の場合: 「日勤のみ」「土日休み」が本音でも、書面では仕事内容への関心を主に書き、条件は面接や本人希望欄で率直に確認します

アドバイザーのひとこと 例文をそのまま使うと、面接で深掘りされたときに言葉に詰まってしまいます。例文は「型」として借りて、中身は必ず自分の経験に置き換えてください。自分の言葉で書いた志望動機は、面接での受け答えもぶれません。

よくある質問

Q. 志望動機は履歴書と職務経歴書で同じ内容でよいですか?

軸は同じで構いませんが、履歴書は3〜4文の要約、職務経歴書の自己PRでは具体的なエピソードを加えて詳しく書き分けます。まったく同じ文章を両方に書くと手抜きの印象になるため、分量と具体性で差をつけましょう。

Q. 給料や休日が本音の転職理由です。志望動機にはどう書けばよいですか?

条件は転職の「きっかけ」であって、「その職場を選ぶ理由」ではありません。条件を満たす複数の求人の中から、なぜその職場に応募したのかを考えると、仕事内容や方針に関する理由が必ず見つかります。それを志望動機の中心に据えましょう。

Q. 施設の情報が少なく、「なぜこの職場か」が書けません。

ホームページがない施設や求人票の情報が少ない場合は、見学を申し込むか、応募前に電話やメールで質問しても構いません。運営法人の理念、給食の提供方式、栄養士の人数など、一つでも具体的な情報が得られれば、志望動機に反映できます。

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タグ:志望動機 履歴書 面接対策 転職の準備

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